2007年09月17日

親父も親父

 家に帰ると。
 また、いつぞやのように廊下を走り回るガキの声が聞こえました。二日前は、私が脅した後は静かになったけど、まだ懲りずに騒いでいるらしい。
 ちっと思った直後。
 親父が凄い形相で立ち上がった。
 ……まさか。私の予測はそうそう外れない。親父は廊下へ出て行った。
 私が言うのもなんだけど、親父は人相が無茶苦茶悪い。通勤ラッシュの地下鉄で周囲に少し空間ができるくらい人相が悪い。そんな親父が小学生叱ったら、間違いなく子供は泣くと思う。
 そんなことよりも、そんな姿をご近所に見られたら。先日の私のあれの直後なだけに、「あそこの家は、娘も娘なら親父も親父だ」と思われる。
 でも親父が出て行く前に、小学生は姿を消していたらしく、父は同じく出て来た隣のおばさまと立ち話をするだけで戻って来た。っつーか、隣のおばさまも注意しに来たらしい。
 同じ階で似た行動を取る家が二軒もあるのなら。
 他の階にも絶対にいると思われるので。
 きっとどこかで小学生はまた私のような厭味な説教をする誰かに捕まったと思われます。
 だってしばらくしたら静かになったからね。
posted by あんず at 21:58| Comment(1) | 日記

映像として記録された

 昨日の土砂降りの最中、私は家にいました。外に出たくないから。
 午後、静まりかえった室内に、突如響くガキの声。複数の足音。駆け足。エレベーターのボタン連打音。階段室の開閉。駆け下りる足音。
 マンションの廊下で、小学生が鬼ごっこをしているらしい。
 しかもこの階だけでなく、建物全体を使って。
 そのため、数分おきに奴らは戻って来る。そして勢いよく去って行く。
 三回目にはとうとう我慢できずに、私は家から飛び出した。
 そして階段へ駆け去って行く後ろ姿と、エレベーターで上に移動しようとしている少年一人を発見。
 とりあえずこいつでいいか。
「ちょっと、坊ちゃん」
 優しく声をかけたけど、何に夢中なのか知らんが、無視してエレベーターに乗り込みやがった。
 瞬間、我慢限界。
 エレベーターの扉を片手でガシッと押さえ、
「おいこら、坊主」
 基本、私は怒ると声のトーンは下がり、でも音量は三倍増し。
「さっきからちょろちょろ走り回りやがって。廊下は走るなって学校で習ってるだろ。こんな日は廊下は水浸しで危ねぇんだ。滑って転んで頭打つのはおまえ達だぞ」
 少年はちょっと怯えてた。
「いいか、廊下で騒ぐなよ?」
「………はい」
「廊下を走るなよ?」
「………はい」
「よし!」
 扉を押さえていた手を離し、エレベーターを見送りました。

 家に帰ってから気づいた。
 うちのマンション、エレベーター内にカメラがついてる。二十四時間録画し、深夜や土日祝日の分は日中管理人さんが丁寧に再生してチェックしてる。
 ……さっきの私のあれも、当然映ってる。
 そして私の声は無駄にでかかった。フロア中に響き渡った。ご近所の方々には、間違いなく聞こえてる。そしてエレベーター開けっ放しってことは、他の階にも聞こえてる。

 火曜日の朝、どんな顔して管理人室の前を通ろうか。それが昨夜からの悩みです。
posted by あんず at 00:18| Comment(1) | 日記